あたしは、大学でのお勉強と同時に、したいことがありました。
それは、ひとりぐらし。もっというと、ひとりでお部屋の中で好きな格好をしてすごすことでした。
もっともっと言ってしまうと、女児服で一日じゅうすごすこと。あたまのてっぺんからあしのつま先まで、小学生ルックで過ごすんです。
あたしはずっと、気がついたら、こども服ですごすことがひそかな趣味になっていました。大学生になる前は、高校生なら高校生っぽい、中学生なら中学生っぽい服装で過ごしていましたけど、両親とも出張や外出でいないときには、小学校のときの服を段ボールのなかから取り出して、こっそり着替えて過ごしていました。
もちろん、下着も。小学生のときのパンツまで保管していたので、全身きがえて、家のなかを歩き回って、「いまお母さんたちが帰ってきたらどうしよう」なんてどきどきしながらリビングでおやつを食べたりしていました。
じぶんのお部屋の姿見に全身をうつして、スカートめくって女児パンツまるみえにしたり、パンチラのかっこうでしゃがみこんだり。そして両親のお母さんの部屋にある姿見まて行って、そこでおなじようにパンチラを鏡にうつしたり。
あたしは中学のころには、女の子なのに、女の子のはしたない姿にむずむずする感情を自覚していました。もっというと、自分自身のはしたない、はずかしい姿に欲情を感じていました。それも、年齢相応な格好じゃなくって、小学生ルックの幼い姿のじぶんに対してなんです。
もちろん両親にはぜったいに知られたくない、あたしの秘密でした。だから両親のどちらかが家にいるときは、ふつうの年齢相応のかっこうをしていました(スカートだけは一年じゅうでした)。両親からは「ゆみなはかわいい服が似合うね」といつも言われてました。これは、改めて書きますけど、あたしはいまでも身長が141センチしかないんです。児童生徒学生をつうじて、ずっと身長はいちばん低かったんです。
そんな感じで実家で過ごしていたので、あたしは、一人ぐらしをして、一日じゅう、小学生ルック、女児服で過ごしたかったんです。だから地元の大学はひとつも受験しませんでした。
あたしの勉強のモチベーションは、ほとんど、ひとり暮らしで女児服を着ることだったんです(笑)